お絵描きをする上で必要になる技は多々ありますが、
中でも「グループ化」は最重要技術かもしれません。
第3回目の時に花をグループ化したのを覚えていますか?
今日はその作業を重点的に行います。
グループ化とは、複数の図形をまとめて
1つの個体として扱う事です。
現状のサボテンは今はまだバラバラのパーツとして
用紙上に置かれている状態です。
これを用紙上で位置を移動しようとすると
せっかく綺麗に整えた形が崩れてしまいます。
描いたものの大きさを修正するにも
バラバラではどうにもなりません。
縦横比を崩さずに移動やサイズ変更が
お手軽にできるようになる「グループ化」を
実際にやってみましょう。
パーツの数が少ない場合は
「Shift」キーを押しながら各パーツをクリックして
いけばよいのですが、
これだと途中でつい少しドラッグしてしまったりして
失敗することもあります。
それよりは一気に全部選択する方法を使いましょう。
『ホーム』タブの右側にある「選択▼」から
「オブジェクトの選択」をクリックします。
グループ化したい図形群がすべて収まる様に
離れたところから斜めにドラッグします。
全部包み込んだらマウスを離します。
こんな風にたくさんの四角が出ましたか?
もしどれか選択からもれていた場合は
「Shift」キーを押しながら、そのはみ出した図形をクリックします。
すべて選択出来たら、『書式』タブの右側の
「グループ化」をクリックし更に「グループ化」をクリックします。
成功すると、沢山あった四角が消えて、
全体を包んだ大きな四角になります。
ここで、【落とし物チェック】をします。
一見、すべてが一つになったように見えますが、
時々、幾つか残してしまうことがあります。
そういうものがないかどうかは、グループの外枠に
マウスポインターを合わせて十字の矢印の時にドラッグします。
つまり、グループ全体を移動させるのです。
ここで落とし物があった場合はこんな風になります↓
あ!片目が…!!
こういう時は「元に戻す」ボタンを使ってグループ化の前から
やり直しましょう。
次回はサイズ変更を重点的にやってみましょう。