こんにちは。講師の難波です。
よく求人広告で見かけるこの言葉(パソコンが出来る人)、じつに曖昧で幅が広くて困ります。
会社それぞれによって求められているスキルには違いがありますので、
必ずしもある一定レベルが暗黙の了解のように存在しているわけではありません。
だいぶ前のことになりますが、何度か実際に尋ねたことがあります。
A社:「アクセスが使えることが前提です」
B社:「クラウドにある独自データベースソフトが使えること」
C社:「日本語入力が出来る程度です」
D社:「エクセルが使えるくらい」
A社が求めているレベルはかなりハイスペックです。
B社は常に最新のテクノロジーを使って、業務の簡略化をしているところでした。
C社は宛名ラベルを作成するだけなので、エクセルもワードも求めないとのことでした。
D社の回答はまだ曖昧でしたので、
関数が入力できる程度なのか、マクロが組めるレベルなのかを確認しました。
そこでは逆に「自分たちはパソコンが使えないので、今聞かれた言葉の意味すら分からない」と言われました。
その会社が求めていたのは、アナログで管理している現状を電子データに置き換えたくてパソコンに詳しい人が欲しかったそうです。
本当に「パソコンが出来る人」の範囲は広いです。
せめてエクセルで関数が使えて、請求書が作れる、在庫管理が出来る、そのくらいが出来れば標準的な会社が求めているレベルをクリアしているのではないかと思います。
いろはでは「Excel基礎」の講座をご用意しております。
より実務的なことを覚えたい人向けの「ビジネスExcel」の講座もございます。
この2講座を学べたら、一般的には「パソコン出来ます」と言えるレベルだと思います。